物を捨てても、頭はスッキリしなかった。50代で効いたのは「脳内の断捨離」

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断捨離というと、服やモノを捨てる話だと思いますよね。

私も、そう思っていました。

部屋は、さっぱりと片付いたし、服は、同世代に比べてかなり少ない。一瞬、「スッキリした」ように見えました。

なのに——なぜか、頭はモヤモヤしたまま。

ある日、ハッと気づいたのです。

ごちゃごちゃしているのは、部屋じゃなくて、私の頭の中だ、と。

部屋はスッキリ。でも、頭はスッキリしない

私は、自分が変化するタイミングで、なぜか決まって断捨離を始めます。昔、失恋して髪をバッサリ切るときの、あの「新しい一歩を踏み出した自分」になりたい感覚に、よく似ているのかな。

ソファー、ベッド、ほとんど乗らなかった自転車、歴代の登山靴、使わない大皿……大きいものから順に手放しました。

部屋は、確かにスッキリしました。

でも、頭は軽くならない。むしろ、モヤモヤが残る。

そこで気づいたのが、「片付けるべきは、物じゃなくて、思考のほうだった」ということ

人は「判断」に、思っている以上に疲れている

調べてみると、人は自分が思っている以上に、「判断」にエネルギーを使っているそうです。

何を着るか。何を食べるか。何を買うか。お金をどう動かすか。

小さな決断の積み重ねが、知らないうちに脳を疲れさせている。

だから私は、モノではなく「判断」を減らすことにしました。これが、私の言う脳内の断捨離です。

私がやってみた、脳内の断捨離

服を「選ばない」仕組みにする

服を減らす、というより、選ばなくていい仕組みを作りました。

ハンガーラックには、ボトムが数本、トップスが数着。コート類は2種類を交互に。靴下にいたっては、全部同じ種類です(笑)。洗濯のたびに、相方の靴下を探すのが面倒くさいので。

朝、頭を使わない。たったそれだけで、一日のスタートが少し軽くなったように感じます。

ちなみに、私の趣味が、おしゃれではないからできることかもしれないです。

情報は、夜に詰め込まない

私は本当は、いろんなことを知りたいし、集めたいタイプ。

でも、全部追いかけていたら、脳は一生休めません。きりがない。

そこで、夜に情報を詰め込むのをやめました。代わりに、朝の早い時間や、通勤時間を情報収集の時間にすることにしました。

寝る前の頭を、できるだけ静かにしておく。それだけで、眠りも翌朝も変わると信じたい。

ローンを、一度に全部返した

これは、かなり思い切った行動でした。

スマホの本体代、治療のためのローン、車のローン。残っていたものを、一括で返済したのです。

正直、ボーナスは多くありません。それでも出ると嬉しくて、つい財布の紐がゆるむ。でも車のボーナス払い設定があると、貯金は思いのほか残らない。あの「喜びのあとに来る、なんとも言えないがっかり感」に、私はぐったりさせられていました。

返済すると、一時的に、現金は減りました。

でも、毎月「足したり引いたり」をしなくてよくなっただけで、頭がふっと軽くなったのです。頭の回転が思うようにいかないアラフィフ世代にこそ、これは本当におすすめしたい。

いちばん大きな断捨離は、グループからの「退会」だった

ここからが、最近いちばん大きかった脳内の断捨離です。

私はしばらく、ある副業に挑戦していました。

自分の手で稼ぐお金は、たった数千円でも、給料とは違う特別な価値がありました。学びもあったし、様々な人の考え方、人生観、そのようなものを見ることができました。挑戦して、本当によかったと思っています。

でも、その経験があったからこそ、気がついたのです。

「私のやりたいこと、やっぱり、これじゃない」

ずっと「新しい自分にならなきゃ」と思っていました。でも、その気負いそのものが、いちばん大きな脳内のノイズだったのかもしれません。

そして、そのコミュニティーのグループから退会しました。

それを手放したとき、ちらっと見えてきた答えがあります。

本当に届けたいのは、これから無理して作る”新しい自分”じゃなくて、今まで積み重ねてきた私自身の経験なんじゃないか、と。

ついでに、長く持っていたゴールドカードも解約しました。ラウンジも、マイルも、ステータスも——よく考えたら、ちょっとした見栄だったのかもしれません。今の私に合うカードを2枚だけ残す。それで充分でした。

正直に言うと、ここ数週間は、自分と向き合う苦しい時間でもありました。でも今は、「あの時間は必要だった」といつか思えることを信じています。

だめだったら、また休めばいい。それくらいの気持ちで。

50代こそ、脳内の断捨離

私は、必要なものだけを持って、シンプルに、自分らしく暮らしたい。

そのためにまず手放すべきは、物よりも、頭の中のごちゃごちゃでした。

迷いすぎないこと。考えすぎないこと。判断を減らすこと。そして、「こうあるべき」という気負いを、そっと下ろすこと。

もし、最近なんだかずっと疲れているなら。

クローゼットの前に立つ前に、ぜひ一度、脳内の断捨離を試してみてください。

一緒に悩みの大きアラフィフ世代を乗り切りましょう。

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